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将来を見すえたAUSジュニア留学

2020年には文部科学省の新指導要領が実施され、小学3年生から外国語活動が必修となり、小学5年生からは教科としての「英語」に成績がつけられるようになります。中学・高校での英語の授業は基本的に “All English” で行われるようになり、「英語を使って何ができるようになるか」という観点から到達目標の設定や評価がなされます。また、このために他の教科を削るのではなく、新たに英語学習のための授業時間が確保されます。

2018年度から移行措置が開始されており、小学生・中学生・高校生には「成績や進学のための英語」ではなく、今後ますます「グローバル化に対応した英語を使う能力」が求められていくことになるでしょう。

この英語教育の強化に加え、小学校からの「プログラミング教育」も導入されます。生まれた時からコンピューターや携帯電話・スマートフォンが身近にある世代ですが、単純にプログラミング言語を操る能力ということではなく、今後の人工知能 (AI) の進化に対応できるような「プログラミング的思考」を持っておくことが望ましいとされています。また、プログラミング教育の前提として、「言語能力の育成・各教科等における思考力の育成」など、全ての教育の基盤として長年重視されてきている「資質・能力の重要性」もますます高まるものと考えられています。(参考:文部科学省 小学校段階におけるプログラミング教育のあり方について〜議論のまとめ

オーストラリアの学校環境では、かなり早い時期から州立小学校でもITを使った授業やパソコン授業が一般的に行われています。また、オーストラリアの小学校・中学校・高校では、早くから 「STEM(科学 Science, 技術 Technology, 工学 Engineering and 数学 Mathematics) 教育」に熱心に取り組んでおり、語学学校の中には、STEMの教科英語や学習内容を取り入れているジュニア英語プログラムもあります。

小学生・中学生・高校生のオーストラリア留学では、英語力アップだけでなく、英語を使って「STEM教育の最先端をいくオーストラリアでの学習」を体験することにより、これからの日本の子供達が学んでいくであろう「プログラミング的思考力」に触れる機会もあるでしょう。

オーストラリア留学を機に、英語の成績が伸びたり、英語コニュニケーション力が上達したりすることも大切ですが、多国籍国家オーストラリアの教育や文化に触れることで、日本に対しての視点も変わり、より多角的な視野で物事を捉えられるようになる可能性も高まります。この経験は、将来どんな国でどんな仕事に就こうとも、どんな家庭を築こうとも、子供たちがこれからのグローバルな社会で生きぬく中で大きな基盤となる経験になるのではないでしょうか。

ジュニア留学スタイルあれこれ

(1)幼児や小学生と親子で渡航する「ジュニア親子留学」

ジュニア英語+アクティビティ、ジュニア英語集中プログラム、チャイルドケア体験、現地小学校体験、小学校長期(正規)留学

(2)小学生が単身でチャレンジする「小学生ジュニア単身留学」

ジュニア英語+アクティビティ、ジュニア英語集中プログラム、現地小学校体験留学(10歳以上、英検準2級以上、4〜10週間)

(3)中学生・高校生がひとりで参加する「中高生留学」

ジュニア英語+アクティビティ、ジュニア英語集中プログラム、現地校体験留学(英検準2級以上)、現地校長期(正規)留学(州立校・私立校留学)

ジュニア留学にはどんなプログラムがあるの?

ジュニア英語+アクティビティ

*英語学校
*現地校付属インター
レベル別の英語レッスンに加え、午後や土曜日に文化体験やスポーツ、観光など2~4週間ほど体験できる小学生、中学生、高校生対象のプログラム。プログラムによっては、小学生でも単身参加が可能。
ジュニア英語集中

*英語学校
*現地校付属インター
英語4技能+英会話力向上を目的にジュニア向けに開講されている短期集中型のプログラム。

スポーツなどが入る場合もあるが、アクティビティは少なく英語学習が中心。学生ビザでの長期留学も可能。
アカデミック(現地校進学)英語

*英語学校
*現地校付属インター
基礎英語力だけでなく、英語での教科学習(算数/数学、理科、社会、演劇、音楽、ITなど学校による)やプレゼンテーション方法など、現地校で学ぶための基礎英語力アップや学習方法習得を目的とする現地校進学準備プログラム。

長期留学の学生に混じり、夏休みや春休みに短期留学もできる。
現地校イマージョン体験留学

*州立校
*私立校
英語力がついてきた小学生・中高生や、インターナショナル・スクール通学中のお子様のオーストラリア体験として、地元オーストラリア人クラスメートと肩を並べてイマージョン学習体験ができるプログラム。トビタテ!留学JAPAN「アカデミック・ショート」に対応。

短期留学では、一部の学校を除き「留学生向け英語レッスン」が提供されていないことも多いが、クラスのお世話係となるバティや担任などのサポートを受けながら、オーストラリア学生と授業に参加できる。

学校の判断で、英語や英語力の必要な教科学習の時間には、ESL(留学生英語クラス)に参加することも多い。

短期でも成績や英語力証明の提出や、指定パソコンの持参などが求められることがある。
現地校正規留学(長期留学)

*州立校
*私立校
オーストラリア各地の州立校や私立校への3ヶ月以上の学生ビザでの正規長期留学プラン。

オーストラリアには、12~17歳を対象とした3ヶ月からの学期留学プランを持つ中学、高校が多く、トビタテ!留学JAPANの「アカデミック・ロング」にも対応。

州立校の場合、州により英語力条件や入学年齢の基準があるが、現地クラスで教科を学びながら、必要に応じて英語サポートを受けるスタイルの長期留学。

私立校についても、英語力や学力審査が入学申請時に必要のため、早めの準備が必要。

成績や英語力証明などの提出も必須。
チャイルドケア
保護者の短期留学に幼児のお子様を同行される場合、0歳〜5歳のお子様の保育先を見つけやすい都市もある。

英語に親しんでいる幼児には、楽しく遊べるオーストラリア英語イマージョンの「チャイルドケア体験」がピッタリ。

夏休み(7〜8月)はお申込が殺到するため、保育申込は2月下旬まで。

ジュニア留学プログラム対象年齢

ジュニア英語+アクティビティ小学生(6〜12歳)
中学生(12〜15歳)
高校生(15〜18歳)
ジュニア英語集中学習小学生(6〜12歳)
中学生(12〜15歳)
高校生(15〜18歳)
アカデミック英語(現地校進学)小学生(6〜12歳)
中学生(12〜15歳)
高校生(15〜18歳)
現地校イマージョン体験留学小学生(5〜12歳)
中学生(12〜15歳)
高校生(15〜18歳)
現地校3ヶ月以上の長期留学小学生(6〜12歳)
中学生(12〜15歳)
高校生(15〜18歳)
チャイルドケア0〜5歳
● 小学生の現地校体験は、基本的に保護者さまも現地へ同行いただきます。
● 小学生単身での現地校体験は「10歳以上の英語力のあるお子様」対象です。
● プログラムの参加可能年齢は学校、プログラム、空席などにより異なります。

オーストラリアと日本の学年比較

オーストラリアと日本比較、学年、年齢、教育システム

小学校準備クラスへの入学時期

VIC州4月30日までに5歳になる年に "Preparatory (Prep)" 入学
SA州4月30日までに5歳になる年に "Reception" 入学
NT4月30日までに5歳になる年に "Kindergarten" 入学
QLD州6月30日までに5歳になる年に "Preparatory (Prep)" 入学
WA州6月30日までに5歳になる年に "Pre-Primary" 入学
ACT6月30日までに5歳になる年に "Transition" 入学
NSW州7月31日までに5歳になる年に "Kindergarten" 入学
TAS州1月1日までに5歳になる年に "Preparatory" 入学
● 小学校準備クラスは、州により呼び方が異なります。
● 小学校準備クラスは、小学校敷地内にある教室にて行われるため「小学校通学」です。

オーストラリアの学期とスクールホリデー

オーストラリアの学期は州により異なります。オーストラリアの学校は、1年40週間で、4学期制です。1学期の長さはイースターなどの祝日にも左右される傾向があり、基本的には1学期10週間ですが、9〜11週間の学期もあるなど、州によって毎年異なります。

日本の春休みと夏休み時期は「オーストラリアでは学期中」のため、団体でのスタディツアーだけでなく、個人留学者の体験留学を受け入れている現地校があります。日本の冬休みは、オーストラリアでは夏休み真っ只中ですので、現地校受入はありません。

各州の細かい学期日程は、オーストラリア政府の “School Term Dates” にてご確認ください。

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オーストラリアの学年と進級

オーストラリアの州立校はそれぞれの州によって「小学校準備クラス」へ入ることのできる時期が決められていますが、これは「学年が切り替わる日」が異なることを示しています。VIC/SA/NT州では5月1日から、QLD/WA/ACTでは7月1日生まれの子どもから学年が切り替わります。NSW州は8月1日、TAS州は1月1日からというように、オーストラリア国内で学年の切り替え時期が異なりますので、オーストラリア人でさえも転居時は戸惑っているようです。

日本では4月2日生まれの子どもから学年が変わりますが、日本の4月〜7月生まれのお子さんは「オーストラリアの学年では日本より1学年上」になる可能性があります。高学年になると授業についていくことが困難な場合もありますので、日本の学校と同じ学年で受け入れてもらうよう相談することも可能です。(学年の留学生枠などにもよります。)

オーストラリアでは、州立小学校であっても落第や飛び級の制度が導入されています。長期留学で学習についていくことが困難な場合は、経過を見ながら家族と相談を重ね、どうしても大変すぎるような場合は、もう一度同じ学年で学習するようアドバイスされることも珍しくありません。

英語学習についてもそうですが、オーストラリアの小学校では「きちんと理解してから進む」という理念があり、相当の無理を強いられるような状態での進級は避けられることが多いようです。ですが、しっかり勉強する分だけ学習内容が定着して進級後の学習が楽になることから児童自身も学習意欲が増し、後々の成績が良くなっていくということにも繋がります。

オーストラリアの教育は、長期的な展望を見据えての判断が功をなすように感じます。

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